GWに10年ぶりにフランスに行ってきました。その様子を「建築とアートを巡る旅」と題してレポートします。1回目は昨年12月にオープンしたばかりのルーヴル美術館の分館「ルーヴル・ランス」です。ランス(Lens)は北フランスのリール郊外の町。設計は日本人の建築ユニットSANAA(妹島和世+西沢立衛)のお二人です。
関空からKLMでアムステルダム経由でパリへ到着。
ランスへはパリ北駅からTGVでおよそ1時間10分。
ランスの駅に到着。
ランスの駅前です。
ランスの駅から遊歩道を15分程歩くと待望のルーヴル・ランスが見えてきました。ガラスとアルミニウムが組み合わされた外観は周囲の風景に消えていくように存在します。
ガラスとアルミニウムに風景が映り込んでいます。
中に入ると明るく開放的な展示空間が広がります。ルーブル・ランスは新しい展示の手法が提案されていて、作品を鑑賞するというよりは、作品を体験するという展示になっています。展示空間の入り口付近から奥に行くにつれて紀元前から中世、近代へと作品がランダムに展示されていて鑑賞者は自由に歴史を行き来する様に回遊しながら鑑賞出来ます。
自然光を取り込んだ明るく開放的な空間。アルミニウムのサイドの壁面には紀元前から順に時代が刻まれています。
開放的な空間で「民衆を率いる自由の女神」を鑑賞出来るのはまさに新しい鑑賞体験です。
地下には自由に触れる鑑賞システムが設置されています。
地下の収蔵庫は透明ガラスで収蔵庫内が見える様になっていて透明スクリーンでも作品の説明が投影されています。
作品を鑑賞した後は館内のカフェでビールを飲んでパリに戻りました。
次回レポートもお楽しみに。