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2019年 12月 02日
「距離と伝達」 企画:うしお(引込線/放射線)サテライト
参加作家:石井友人、うしお、土屋貴哉、水谷一 2019.12.14 sat - 12.28 sat 13:00 - 20:00(水曜・木曜は休廊) 初日は18時開廊 最終日は18時まで 12.14 sat 19:00 ギャラリートーク gallery N 〒464-0816 名古屋市千種区鏡池通3-5-1 TEL: 052-781-0081 ------------------------------------------------------------------------------------------- 拝啓 時下益々ご清祥のこととお喜び申し上げます。 このたびgalleryNでは、2008年から埼玉県所沢市を拠点に続いてきた「引込線」の新旧参加作家4名による展示を開催する運びとなりました。 2019年の「引込線」は<引込線/放射線>と名前を変え、所沢の2会場での展示・イベントのほか、書籍、サテライト、ウェブサイトという5つの〈場〉を舞台にした長期プロジェクトとなりました。本展示は、<引込線/放射線>のサテライト企画の一つとして位置づけられます。 本企画は「引込線」に2017年から参加している作家、うしおが "距離と伝達" をテーマに「引込線」過去作品を参照しながら鑑賞できる展示を呼びかけたことから始まりました。うしおは「引込線」における場所と会期に限定されない複数の場=サテライトに特に興味を持ち、「引込線」本拠地である所沢から離れた場で、さらに過去の「引込線」出品者と "距離と伝達" のテーマのもとで協働としての展示をしてみたかった、と語ります。 うしおの呼びかけに対して各地から応答したのは、2015年参加作家の石井友人(東京都在住)と土屋貴哉(佐賀県在住)、2008年から現在まで継続して「引込線」に参加する水谷一(ドイツ滞在中)です。 個人の生活環境はもとより表現手法や問題意識が異なる4名が、「引込線」過去作品を軸にした "距離と伝達" というテーマを、どのように受け止めて表現をするでしょうか。また、〈場〉と〈時〉において引き込むこと/放射することを試みる<引込線/放射線>というプロジェクトの在り方を、作家と鑑賞者がどこまで拡張し、またどのように個人に還元できるのか、4名の試みをお楽しみ頂ければと存じます。 ご高覧賜りますよう、何卒宜しくお願い申し上げます。 <引込線/放射線>サテライト https://hikikomisen-hoshasen.com/satellite.html 略歴 石井 友人 Tomohito Ishii 1981年 東京都生まれ 2006年 武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻油絵コース修了 個展 2019年 「享楽平面」 CAPSULE (東京) 2017年 「未来の家」Maki Fine Arts (東京) 2011年 「『複合回路』認識の境界」Gallery αM (東京) グループ展 2018年 「SURVIBIA!!」デジタルハリウッド大学(東京) 「反動」SpaceTGC(東京) 「新朦朧主義5」北京清華大学美術館(北京) 2017年 「ファルマコン:医療とエコロジーによる芸術的感化」The Terminal Kyoto(京都) 「ニュー・フラット・フィールド」デジタルハリウッド大学(東京) 2016年 「グレーター台北ビエンナーレ」NTUA(台北、台湾) 「新朦朧主義 4」798 芸術工場・BTAP(北京、中国) 「アダチデルタ」アダチデルタ(東京) 2015年 「引込線 2015」旧所沢市立第2学校給食センター(東京) 「わたしの穴 美術の穴」Space23°C(東京) 「新朦朧主義 2」Red Tory Museum of Contemporary Art, Guangzhou(広州、中国) 2015 「大和コレクションVII」沖縄県立博物館・美術館(沖縄) 「Innocence」Temple du gôut(ナント、フランス) 2014年 「パープルーム大学II」熊本市現代美術館(熊本) 「新朦朧主義 2」798 芸術工場・BTAP(北京、中国) 「パープルーム大学」YAMASHITABILDG(愛知) 「夏と画家」アラタニウラノ(東京) 2013年 「Biennial Open Exhibition」NN Contemporary(ノーザンプトン、イギリス) 「ILYAURA The Window」The Window(パリ、フランス) 「DAY(s) Dreaming」59Rivoli(パリ、フランス) 「SOMANYIMAGES」Sprout Curation(東京) 2012年 「Pandemonium」XYZ Collective(東京) 2011年 「4人展」シュウゴアーツ(東京) 2008年 「15years」WAKO WORKS OF ART(東京) 2007年 「Portrait Session@NADiff」NADiff(東京) 「Portrait Session」広島市現代美術館(広島) 2006年 「二人展」WAKO WORKS OF ART(東京) 「修了制作展」武蔵野美術大学(東京) 2005年 「from/to #3」WAKO WORKS OF ART(東京) 2004年 「卒業制作展」武蔵野美術大学(東京) 受賞暦 2012年 武蔵野美術大学パリ賞 2005年 第20回ホルベインスカラシップ奨学生 アーティスト・イン・レジデンス 2017年 The Laforêt Summer Vacation Project(ギッファ) 2012年 Cité International des Arts(パリ) キュレーション・アートディレクション 2019年 「わたしの穴 美術の穴」2019年企画、キュレーション、Space23℃・CAPSULE・clinic 2018年 「わたしの穴 21世紀の瘡蓋」、キュレーション、Space23℃ 2017年 「ニュー・フラット・フィールド」、ディレクション、デジタルハリウッド大学 2016年 「アダチデルタ」、ディレクション、アダチデルタ 2012年 「Pandemonium」、キュレーション、XYZ collective アート・プロジェクト 2019年 「わたしの穴 21世紀の瘡蓋」展覧会冊子、出版 2013年 「ILYAURA The Window」ニュイブランシュ共同プロジェクト(パリ) 「アート・アソシエーション・イリオラ」設立(パリ) 2016年 「わたしの穴 美術の穴」展覧会冊子、出版 作品テキスト 2019年 「〈わたし〉の腫れぼったい手」美術手帖、勝俣涼(美術批評家) 2018年 「まぼろしの在処」美術手帖、中尾拓哉(アートラボはしもと、学芸員) 2014年 「Parasophia au Monde」パラ人、大久保美樹 (アート・アソシエーション・イリオラ) 2012年 「イメージの振り子」Pandemonium冊子、森啓輔 (武蔵野美術大学芸術文化学科研究室、助手) 2011年 「イメージのパンデモニウム」αMプロジェクト、田中正之 (武蔵野美術大学図書館長) 「アート解剖学」京都新聞、中井康之(国立国際美術館、主任研究員) 「/のトポグラフィー」美術手帳、桝田倫広(国立近代美術館、研究員) 2005年 「ギャラリー・レヴュー」美術手帳、高嶋雄一郎(岡山県立美術館、学芸員) うしお Usio 思い通りにならない状況を身の回りから抽出したり、様々なメディアを用いてそのような状況をあえて作り出す作品を制作。無意識に「普通のこと」と理解されている事象でアイロニカルに遊び、抵抗する実践を行う。特にゲームに用いられる道具や設定、ルール、言葉、イメージを再構成して作品に用いることが多い。 1978 山形県生まれ 2003 筑波大学大学院芸術研究科修了 現在 東京都在住 主な個展 2018 「なかきよの とおのねふりの みなめさめ なみのりふねの おとのよきかな」gallery N 神田社宅(東京) 2017 「終わると思った場所からまた始める」ギャラリーバルコ(東京) 2016 「Where are you?」HIGURE 17-15 cas(東京) 2014 「Continue? Yes.」HIGURE 17-15 cas(東京) 主なグループ展 2019 「あそびのじかん」東京都現代美術館(東京) 「<引込線/放射線>」旧市立所沢幼稚園(埼玉) 「 TERATOTERA祭り2019 ~選択の不自由~」みたかスぺースあいB(東京) 2018 「ここから2ー障害・感覚・共生を考える8日間」国立新美術館(東京) 2017 「引込線 2017」旧所沢市立第2学校給食センター(埼玉) 2014 「ゲンビどこでも企画公募2014展」広島市現代美術館(広島) https://www.usiotokojp.info/ 土屋貴哉 Takayoshi Tsuchiya 1974年東京都生まれ。 2001年東京芸術大学大学院美術研究科修士課程修了。 1990年代末より、日常を支える環境化した環境物、環境システムへ、極めてシンプルな方法で介入をほどこし、知覚に揺さぶりをかける作品を発表。それらは、映像、写真、平面、立体、インスタレーションなど、多メディアに渡り展開される。近年はWeb上で展開するネットアートシリーズも試みる。主な展覧会「1974年に生まれて」群馬県立近代美術館(2014)、「昨日はどこへいった。」イムラアートギャラリー東京(2013, 2015)、国際メディアアート展「FILE SP 2014」Centro Cultural FIESP/サンパウロ(2014 日本代表作家)など。2015年の「引込線」に参加。 水谷 一 Hajime Mizutani 独自の方法論によるドローイングは、その時々の場所、環境、状況における水谷自身が “自然として” 表出し、また作品はインスタレーションとして展示環境の構造を鮮やかに浮かび上がらせる。これにより、ドローイング、場に潜在する多彩な事物、そして個々の鑑賞者の存在の〈今〉が立ち現れ、それらの一期一会な出会いにより世界が表現されているという “気づき” が誘われる。2019年12月までドイツ、ベルリン在住。最近の活動に個展「Behavior as Nature」(2019年、Künstlerhaus Bethanien、ドイツ、ベルリン)、個展「表現と光」(2018年、高松市中央卸売市場・加工水産物棟 三階、香川県高松市)など。2008年〜2019年の各回「引込線」参加 http://www.hajimemizutani.net/
by n2008
| 2019-12-02 19:56
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